OpenDolphin-1.3をMacOSX Tiger上で構築する記録です。1台のMac上にサーバも構築してみようと考えています。このブログでは、元町皮ふ科様のサイトを参考に、それを忠実に(?)再現しようとした試みです。 バイブルサイトのURIは、こちらです。

2008年7月23日水曜日

プラグインの構築

さて、一通りOpenDolphinクライアントのコンパイルが通り動く事が確認できたら、次にプラグインの構築を行います。どこかのサイトでOpenDolphinの作者のかたが説明していたのですが、OpenDolphinでは、本体で基本的な機能のみを提供し、その他の具体的な機能はプラグインという形で提供する事により拡張性を維持しているとの事です。
毎度参考にさせていただいている(というより、そのままなんですが、、、)元町皮ふ科様のサイトでいうとNetBeans(3)に相当します。

元町皮ふ科様のサイトでは、まずJBOSSサーバに必要な設定ファイルをダウンロードするように記載されていますが、とりあえずプラグインのコンパイルには必要なさそうですので、ダウンロードだけして所定の位置に配置しておきます。

次にJarBundlerを用いて、ダブルクリックでアプリケーションが起動するように構築し直されていますが、これもプラグインのコンパイルには必要なさそうですので、とりあえずスルーします。
.earファイルを構築するためのbuild.xmlへの追加もとりあえず後回しにしておきます。

そして、ここからが実際のプラグインの構築方法になります。元町皮ふ科様のサイトでは、例としてCareMapDocumentプラグインの構築方法が示されていますが、同様の方法でsrc/pluginsディレクトリにあるすべてのプラグインをコンパイルしてください。
  1. NetBeansで新規プロジェクトボタンをクリックし,「既存のソースを使用する Java プロジェクト」を選択。プロジェクトフォルダとしてsrc/plugins/CareMapDocument を選択して、プロジェクト名としてCareMapDocumentと入力し、[次へ>]ボタンを押します。
  2. ソースパッケージフォルダに[フォルダを追加...]のボタンを押して、src/plugins/CareMapDocument/srcフォルダを選択し、新規プロジェクトを作成します。
  3. 次にNetBeansのプロジェクトwindowでCareMapDocumentプロジェクトを展開すると、Source PackagesとLibrariesの2つのフォルダが見えると思います。ここで、Librariesフォルダを[Ctrl]クリックし[Add JAR/Folder...]を選択、前のエントリーでコンパイルしてできたOpenDolphin-1.3.jarファイルを指定します。
    *NetBeansでは構築されたjarファイルは、distファイル下に配置されます。OpenDolphin-1.3プロジェクトを作成したディレクトリ、つまり最初にソースファイルを展開したディレクトリ直下にdistフォルダが作られていると思いますので、そこを見てみてください。NetBeans上からは、ファイルwindow上でたどる事ができます。
  4. 次にCareMapDocumentプロジェクトのbuild.xmlファイルに元町皮ふ科様のサイトからダウンロードしたplugin-post-jar.xmlを追加します。
    まず、build.xmlファイルがどこにあるかですが、ファイルwindowでCareMapDocumentフォルダを展開したら下の方に見つける事ができると思います。これをダブルクリックして開き、plugin-post-jar.xmlの内容をコピーペーストします。
    挿入する位置は、</project>の直前です。
    反転した部分がplugin-post-jar.xmlを挿入した部分です。
    これにより、コンパイルされたプラグインjarファイルがOpenDolphin-1.3のpulginsフォルダにコピーされるようになります。
  5. 次に、OpenDolphin-1.3-src-distフォルダ直下にあるlog,schema,security,setting の各フォルダを dist フォルダ内にコピーして持ってきます。
    NetBeans上では、フォルダwindowで上記4つのフォルダを選択肢、コマンド+Cでコピーします。次にdistフォルダを選択してコマンド+Vでペースとしてください。よくわからなければFinder上でコピーペーストしても問題ないと思います。
  6. また、元町皮ふ科様のサイトでは、distフォルダ内にpluginフォルダを作成するように記載されていますが、plugin-post-jar.xmlではpluginsフォルダに構築したjarファイルを展開するように記述されています。pluginsフォルダを作成してもかまいませんし、もしなければコンパイル時に勝手に作られるようです。
    どちらが正しいのか今のところ解りませんが、とりあえずpluginsで突き進みたいと思います。
    (追記)
    Dolphin_ja.propertiesファイルを見ていたところ、23行目に
    plugins.dir=plugins
    という記載が見られましたので、pluginsが正しいようです。
  7. 元町皮膚科様のサイトでは、以上でプラグインコンパイルの準備完了で、プロジェクトwindowに戻りCareMapDocumentプロジェクトを[Ctrl]クリックで選択、出てきたポップアップメニューから構築を選択するように記載されています。
    基本的にはこの手順で問題ないのですが、プラグインによってはさらにライブラリを追加登録しなければコンパイルが通らないようです。
ということで、プラグインをコンパイルするのにOpenDolphin-1.3.jar以外に必要だったライブラリを以下に列記しておきます。
  • CareMapDocument : Velocity-1.4.jar, Velocity-dev-1.4.jar
  • DrawTest : appframework-1.0.3.jar
  • ImageBrowser : appframework-1.0.3jar, log4j.jar
  • LaboTestImporter : log4j.jar, jdom.jar
  • PatientSearch : appframework-1.0.3.jar, log4j.jar
  • PvtClientServer : log4j.jar, jdom.jar
  • SendClaim : log4j.jar
  • SendMml : log4j.jar
  • WaitingList : log4j.jar
いずれも、OpenDolphin-1.3-src-dist/libディレクトリ内に見つける事ができます。
この辺が、これまでの手順の間違いによるものなのかは分かりませんが、とりあえず上記jarファイルをライブラリに追加する事によりコンパイルは通るようになりました。

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