OpenDolphin-1.3をMacOSX Tiger上で構築する記録です。1台のMac上にサーバも構築してみようと考えています。このブログでは、元町皮ふ科様のサイトを参考に、それを忠実に(?)再現しようとした試みです。 バイブルサイトのURIは、こちらです。

2008年7月22日火曜日

OpenDolphinについて

OpenDolphinというオープンソースの電子カルテソフトウェアがあります。
元々は、経済産業省の公募プロジェクトから始まり、その成果がオープンソースとして、現在株式会社デジタルグローブ社より公表されています。ライセンスは、GNU GPLでJavaで記述されています。
ただし、ソースコードは公開されているのですが、バイナリファイルは公開されておらず、サーバ・クライアントともに構築するには、やや専門的な知識が必要なようです。

世の中には、オープンソースの電子カルテシステムプロジェクトがいくつかあります。
こちらのDebianのサイトに詳しくまとめられていますので参考にしてください。
これらはすべて海外製のソフトウェアになります。現実的に、これらの電子カルテを臨床現場に導入するには、日本の医療制度に適合したレセコンソフトと連携がとれる必要がありますが、確認はしていませんがこれらの海外製電子カルテソフトが、この要件を満たしているとは考えにくいかと思います。

OpenDolphinは、おそらく日本発の唯一のオープンソース電子カルテシステムで、日医のレセコンORCAとも連携がとれるように設計されています。いずれも、プライベートに導入し維持管理をしていくには、かなりの労力が必要になってきますが、これら2つを活用すれば、かなり安価に診療所レベルでの電子カルテ・レセプトシステムを構築できる可能性があります。
実際には、いずれにもかなりの専門的な知識が必要になりますので、開業医個人が維持管理する場合にコストパフォーマンスが必ずしも良いとは限りませんのでご注意ください。

おそらく私は、医師の中ではコンピュータの知識に関しては平均よりも少しだけ上くらいだと思います。もともと、N88-BASICから始まり、最近は仕事がらみのデータをPerlで処理するなど、スクリプト中心のプログラミング経験がある程度です。当然、大規模なアプリケーションの構築経験はありません。以前からJavaには興味があったのですが、オブジェクト指向の壁を超える事ができずにいました。

さて、OpenDolphinの構築については、すでに元町皮ふ科様のサイトで詳細に記載されています。このブログでは、元町皮ふ科様のサイトの手順を追いながら、OpenDolphinを構築していく記録にしようと思っています。
できれば、ORCAとの連携についても確認して、多少のカスタマイズなどができればその辺りについても書いていきたいと思っています。

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